こんにちは、マメシボリ(@mame_shibori03)です。
登山をする人であれば一度は登ってみたい3,000m級の山々。
富士山を筆頭に北アルプスや南アルプスなど、頂上からの眺めが抜群だったり、登りごたえがある山が多数あります。
先日、土日の予定がまるっと空いたタイミングがあったので3,000m級の山の中では比較的登りやすいアクセスも容易な乗鞍岳に登ってきました。
快晴とはいかなかったけれど高山植物も見ることができて楽しい登山となりました!
乗鞍岳とは
乗鞍岳(のりくらだけ)は北アルプスの南端にある剣ヶ峰を最高峰ととして、23の峰と7つの湖、8つの平原からなる日本百名山のひとつ。
主峰の剣ヶ峰は標高3,026mですが畳平(たたみだいら)という標高2,702m地点のバスターミナルまで一気にアクセスすることができるため、標高の割には初心者でも挑戦しやすい山になっています。
高山植物や雷鳥を見ることができるかも
バスターミナルがあるスタート地点の畳平周辺ですでに森林限界を超えています。そのため季節によってはスタート直後からコマクサやクロユリ、ハクサンイチゲといった高山植物を楽しむことができます。
またライチョウなど高山特有の野鳥も生息しているので運が良ければ出会えるかもしれません。
ちなみに今回は時期が早かったのか、高山植物もあまり見かけず、ライチョウにも出会えませんでした…
乗鞍岳へのアクセス
乗鞍岳はバス停のある畳平から登ることになりますが、そこまでは通年マイカー規制をしているため、シャトルバスを使うことになります。
乗鞍岳は岐阜県高山市と長野県松本市にまたがっている山なので、そのどちら側からアクセスするかによって次のように便利なルートがあります。
- 長野県側から:乗鞍観光センターにマイカーを置いてシャトルバスで乗鞍岳山頂畳平バス停へ
- 岐阜県側から:ほおのき平バスターミナルにマイカーを置いてシャトルバスで乗鞍岳山頂畳平バス停へ
今回は友人の車に乗って松本駅をスタートしたため乗鞍観光センター経由で乗鞍岳を目指しました。
実際のところ、ほおのき平バスターミナル経由の方がバスの便数も多く長野側からのアクセスもそう不便では無いため、初めての方はほおのき平バスターミナルを利用した方がいいかと思います。
乗鞍岳に登ってきた!
乗鞍岳に登るにあたっての予定はこんな感じで組みました。
- 7:00 新宿駅発
- 9:40松本駅着
- 12:00畳平駐車場着、登山開始
- 14:00乗鞍岳最高峰剣ヶ峰到着
- 15:30畳平到着
- 18:00ホテル到着
写真についてはすべてiPhoneで撮影しました。決してZ6を家に忘れたわけではない
新宿〜畳平駐車場まで
朝7時新宿発のあずさに乗ります。
荷物を見ると同じような登山客も大勢います。みなさんはどこに登るのだろう。
朝早かったので車内で朝食を済ませウトウトしていると約2時間で松本駅に到着。
松本駅から乗鞍観光センターまで車で約1時間の移動です。乗鞍観光センターにある駐車場に車を停め、畳平に向かうバスに乗り換えさらに1時間。
バスに乗っての畳平までの道のりがまあヘアピンカーブの連続。
ちょっと気分が悪くなりながらもバスに揺られ12時頃畳平駐車場に到着です。
畳平〜山頂
バスが停まる畳平には食事やトイレ、休憩ができる施設があります。この畳平の時点でかなりの標高なので、いきなり登らず軽くご飯を食べたり休憩したりと、少しずつ体を慣らしてから登りました。
スタートしてから肩の小屋までは緩やかな登りが続きます。舗装こそされていないものの道幅も広くて歩きやすいです。
道の脇には高山植物も咲いていました。勉強不足で名前が分からないのだけど、周りの登山客も写真を撮っているところを見ると有名な花なのかもしれません。
登りはじめて30分ほどで食事や休憩ができる肩の小屋に到着です。ここから剣ヶ峰までの道のりはいよいよ登山道らしくなるので気合いを入れていきます。
ここまでは雲の切れ間から青空が見え隠れする天気だったけれど、雲に覆われはじめ雨も降りはじめてきました。
稜線に出るころには遮るものは何も無いため風もかなり強く、もう家に帰りたくて仕方なかったです。
肩の小屋から約1時間で山頂に到着。
団体の登山客に交じって記念撮影です。
乗鞍岳の三角点をゲット。この三角点を巡る猛者もいるとかいないとか…
ちょうど雲が晴れるタイミングがあり、見えた景色。
権現池(ごんげんいけ)、登ってきた道、周辺の山々を眺めることができました。
天気がいいと槍ヶ岳や奥穂高、焼岳など憧れの北アルプスの山々も見えるらしいけれど今回は見ることができず。次来るときは見れるといいな。
風が強く、山頂があまり広くないこともあり休憩したらさっそく下山です。
山頂~下山
小石や岩が中心の登山道を引き返し、肩の小屋で休憩。山小屋のお土産の定番、バッジもたくさんあります。
休憩した後は畳平を目指してゆっくりと下山。疲れているところで急ぐとケガをすることが多いというのを身をもって知っています。
畳平についた後はシャトルバスに乗り込み乗鞍観光センターまで向かいます。乗鞍観光センターについたあとはまた友人の車に乗り宿泊先のホテルへ移動しました。
まとめ
初めての3,000m級の登山となった乗鞍岳。
東京出発でも1日で登頂できてしまうアクセスの良さから、やはり人気の高さがわかります。心配していた高山病のような症状にもならず、楽しみながら登山することができました。
次は天気の良い日にチャレンジしてみたいと思います!